最近のお問い合わせの中で印象に残っているのが『ちょっとしたことなんですが診察してもらえますか?』『くだらない質問なのですが?』などやや遠慮ぎみにお問い合わせいただくことがあります。大学病院勤務のころはそのようなお問い合わせすらほとんどなかったので、クリニックの長所である敷居の低さを感じている次第です。実際の相談内容について、ここに詳しく書くことはできませんが、悪化しないうちに早めに対応しておいたほうが良い問題、時間が解決してくれるであろう問題など様々です。もちろん中には医療では解決できない問題もありますが他人に話をしてみることで自身の問題の理解が進むということも多いようです。お化粧をするときには鏡をみるように、こころの問題に取り組む時には医者やカウンセラーがその鏡の役割をすることがあります。ある先輩医師から教わった言葉ですが『くだらない質問なんて存在しない、くだらない答えは確かに存在するが、、』化粧台の鏡は磨かれていないと役に立たないように我々の面接の技術もみがかないとお役にたてません。くだらない答えにならないよう気をつけなければならないのは我々のほうですので、皆様は遠慮なくご相談ください。