どこも悪いところはありません

身体的不調を感じて内科や外科を受診しても『どこも悪いところはありません』と説明されることがあります。もちろん悪いところがないといわれてほっとする場合が多いのですが、『これだけしんどい(痛い)のにどこも悪くないなんて、ちゃんと診てくれてないんじゃないか、見落としとかあるんじゃないか』などとかえって不安になる場合もあるようです。また内科や外科の先生から『精神的なストレスからかもしれないので心療内科を受診してください』とすすめられることも少なくありません。そういった場合みなさんならどうされますか。自分自身精神的なストレスが原因で身体の症状が出現していると思える場合はスムーズに心療内科を受診できますが、精神的なものといわれても納得できない場合はどうでしょうか?

私もやはり心療内科の受診をおすすめします。というのは精神的なストレスで身体症状が出現する場合だけでなく、身体的な症状そのものが精神的なストレスになっている場合が案外多く、身体症状と精神症状が悪循環のように互いに悪化させていることがあるからです。そういった場合には、身体科での検査や治療と並行して心療内科での治療も併せて行うことが有効かもしれませんので一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。