問診票について

 当院を受診いただく際にに皆様に問診票の記入をお願いしております。薬物のアレルギーの有無または現在妊娠されているかどうかなどは、現在お困りの問題とは関係がなくても、安全に診療を行っていく上で必要な情報を得ることが第一の目的と考えています。聞きもらしたくない情報は記入のご負担が少なくなるようにチェックボックスにチェックしていただくような形式なっております。

 次に、患者さんご自身が今お困りのことについてその経過や程度について、ご自身の言葉で表現していただくことでより明確になることを期待しています。例えば先日のような大きな地震の後などは寝つきがわるくなったり、夜中に目がさめやすくなったりします。受診しようかどうか迷っておられるのであれば、まず問診票をこのホームページからダウンロードしてご自宅で記入してみることをおすすめします。そして通常通り生活していただいて1週間から2週間後に再度記入してみてください。特に治療も受けずに眠りが改善しているようなら受診していただく必要性は低いと思われますが、眠りが悪化している場合や、眠るためにアルコールの量が増加している場合は表面的に眠りが改善しているように見えたとしていても注意が必要です。このように同じ問診票に対して期間をあけて再度記入していただくことにより、患者さんご自身で気づいていただけるきっかけになればということも期待しています。

 そして、問診票の最後の質問として、ご質問やご希望を記入していただく項目があります。当院の理念にも掲げておりますように診療は科学的根拠に基づいておこなっていきたいと考えておりますが、治療方針の決定には患者さんご本人の意思や希望を尊重していきたいと考えております。問診票は通常、初診の受付をしていただいたときにお渡しさせていただいておりますが、あらかじめダウンロードして余裕のあるときにご記入いただくなどして、ぜひとも問診票を有効にご活用くだいますようお願いいたします。