本日大阪で気分障害研究会に参加してきました。今回のテーマは治療抵抗性うつ状態の治療についてです。治療抵抗性というときに必ず問題となるのが誤診に関してですが、当然誤診をしていてはよくなるものも良くならないわけです。ただ今回印象に残ったのはたとえ正しく診断していたとしてもある一定の割合で治療抵抗性といわれるうつ病患者さんがおられるということです。実際のディスカッションではエビデンスに基づく治療の大切さを再確認したうえで、まだまだエビデンスが存在しているとは言い難いものの、現在注目されている治療の話題や、実際の臨床場面において感じている疑問についてなど、20人弱のこじんまりとした研究会でしたので活発な議論となり大変有意義な時間をすごすことができました。